ピルの効果

「ピルって何?」と聞くと「避妊のお薬」と答える女性が大勢います。
もともとピルは生理不順や生理痛の改善のための薬でした。それがのちに避妊のための薬として認可されて広まるようになったのです。
生理に関するトラブルを抱えている方はとても多く、ピルを使用している女性の多くは実はこの「生理の悩みを改善する」目的で服用しているのです。
低用量ピルについてピルの避妊効果
ピルを服用すると、希望しない妊娠を避けることができます。
望まない妊娠してしまってからでは中絶手術で、せっかくできた赤ちゃんを堕胎するしか方法がありません。
これは女性を大変つらい思いにさせることであり、絶対に避けるべきです。
避妊するためにコンドームを付ける男性も多いですが、コンドームでは避妊の失敗の確率があり、確実ではありません。
ピルは、毎日1錠を自分の決めた時刻に飲むだけで、99%以上の避妊効果があるのです。
避妊の効果について緊急の避妊に活躍するアフターピル

アフターピルは、コンドームが破損していたり、中出しされてしまって避妊に失敗したと思うセックスから72時間以内に服用することで妊娠を高い確率で回避する効果があります。
男性や女性自身が快楽・気持ち良さの欲望に負けて、ゴムを付けずに「生」のまま性行為をしているというカップルも多いのが実情です。
でも妊娠してしまって子供が産めずに大きく傷つくのは女性自身です。
自分で自分の身体を守るため、予期しない不測の事態に備えてアフターピルを常備する方が増えています。
アフターピルの緊急避妊の効果は高く、望まない膣内射精のあと、早期に服用することで85%以上の確率で避妊できます。
毎日服用するタイプの低用量ピルよりも副作用がでやすい傾向がありますが、それでもアフターピルを飲んで望まない妊娠を避けることはとても大切なことです。
アフターピルについてピルの生理痛を抑制する効果

吐き気・腹痛・めまい・頭痛など、生理痛で悩む女性は大勢います。
そのストレスからイライラしたり、気分が落ち込むなど症状は人によってさまざまです。
まさに女性にしかわからない痛み・ツラさです。
ピルは本来、生理痛のためのお薬です。
ピルを服用することで生理痛が抑えられ、出血量も少なくなる効果があります。
産婦人科で生理痛の悩みで診察を受けると、処方される薬の多くがピルです。
その効果の高さは世界中の女性が利用していることでも明らかです。
個人の体質によって、薬のあう・あわないはあるため、もし副作用などで身体にあわないようなら別のタイプのピルを飲むことで自分にあった種類を探すことも可能となっています。
現在は病院処方だけでなく、通販・個人輸入で購入することも法律上で認められています。
生理痛で辛い思いをしている方は、一度試してみる価値は充分にあります。
生理痛の抑制についてピルの生理不順を改善する効果
ピルを服用すると、生理周期が28日になります。
最初の21日間は、毎日1錠ずつピルを服用し、残りの7日間は薬を飲まない休薬期間になります。
この7日間に生理(消退出血)が起こるようになっています。
ピルの服用を続けるとこの周期が繰り返されるため、生理不順がなくなる効果があるのです。
女性よっては1ヶ月に2回生理がきたり、6ヶ月生理が来ないなどその症状はさまざまです。
いつ生理が来るかわからないストレスがあり、またホルモンバランスの崩れから精神的・肉体的にも良い状態ではないのです。
ピルの生理不順を改善し、生理周期を正しくする効果のおかげで、本当に日々の生活が楽になったという口コミや体験談も多いです。
もし、生理に関する悩みを抱えている場合は、ピルの服用を選択肢として考慮することをおすすめします。
生理不順の改善について生理をずらして予定を立てやすくする効果

ピルを活用することで生理日をずらすことが可能です。
旅行や温泉、海やプールなどの余暇を過ごすときや、結婚式など大事な生活シーンに生理が重なってしまい、悲しい思いをした経験のある女性は多いです。
ピルを服用することにより、スケジュールにあわせて生理日を前にずらしたり、遅くずらすことが可能です。
以前は中用量ピルを使うことが多かったのですが、最近では副作用が少ない低用量ピルを用いる機会が増えています。
子宮内膜症の治療効果

生理痛や腹痛など様々な症状が現れる子宮内膜症の治療では、低用量ピルが使用されることがあります。
ピルによって排卵を一時的に止めることで、子宮内膜症の原因である子宮内膜の増殖を抑えることが出来るとされているのです。子宮内膜は直腸など他の臓器にも移ることがあり、時に治療が困難となります。
ピルを使用することで、そういったトラブルも未然に防げる可能性があるのです。最近では、産婦人科でもピルを子宮内膜症の治療に頻繁に取り入れるようになっており、ピルは日本でもポピュラーな薬となっています。
子宮内膜症になると、生理前にも腹痛や腰痛などが起こることが多いですが、ピルにはそういった不快症状を改善する働きもあるのです。
あまりにも生理痛が酷い場合には子宮内膜症の可能性がありますので我慢せずに、産婦人科を受診して医師に相談することが大切です。